定義

10/23/2012

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「800のなにが楽しいの?」
「どの辺りが楽しいの?」

某選手の奥さんからの問いだ
シンプルかつ奥の深い質問に一瞬答えに困った

率直な答えは
「つまらなくもないし楽しいと思ったこともない」


早く走れたから楽しい
勝てたから楽しい
といったのは、結果として楽しいのであって
800mを楽しんでいるとは言えない

僕が足が遅かったとしたら
陸上競技には出会わなかったし、
出会っていたとしても選ぶことはなかったと思う
知らない人のために書くが
僕が陸上競技を始めたのは無理矢理試合に出させられたからだ

そもそも走ることが嫌いだった
それが結果としてすごく早くなったから嫌いじゃなくなった
それだけのことな気がする

そんなことを答えると
「じゃあなんで陸上を続けてるの?」
と聞かれた

こっちの答えは割りと簡単だ

「あることを選択することはあることを選択しないということだ」
的なことを誰かが言っていた

僕にとって陸上競技は数ある選択肢の一つにすぎない
その中で陸上競技を選択したのには理由がある

好きなのだ
陸上競技が

おいおい。さっき好きでも嫌いでもないと言っただろうというツッコミが飛んできそうだが
もう少し待って欲しい

僕の陸上競技の定義は、
陸上競技を通して見るもの全てであり
競技場の中で完結するものだけを指さない

つまり、
僕にとって、
人との出会いも
新たな学びも
日常の娯楽も
陸上競技なのだ

簡単な例をあげると、
強くなるためにアメリカに渡るのも陸上競技
アメリカでの新たな出会いも陸上競技
OFFの日にビーチに行くのも陸上競技
語学学校で学ぶのも陸上競技
全て陸上競技
それが楽しいのだ

そして、僕の陸上競技の可能性を広げるために
僕は挑戦をし続けるし
トレーニングも怠らない



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