●藤原新さんは、ある記事の中で
「オリンピックは神様みたいなものじゃないか」
って表現していた
すごい表現だなと思ったんだけど、的確だと思った
観客とアスリートが相互作用して創りあげる舞台をぼくは初めて見た
そんな特別な作用が生まれるのは
きっとオリンピックが神様みたいな存在だからだ
●ALL WE MAKE THE GAMES
オリンピックのスローガンなのか
企業広告なのかわからないけれど
マクドナルドが広告で使っていたフレーズだ
僕はこの広告が好きだ
金メダルをとったアスリート
敗北に涙するアスリート
選手の影で汗を流すスタッフ
歓喜する観客
息を呑む未来のアスリート
スタジアムを背にボランティア活動に励むおばあちゃん
僕らみんなが試合をつくってる
そんな感覚が無意識のうちに共有されている
それがオリンピックだ
そして
アスリートとサポートスタッフ
観客とボランティア
ボランティアとアスリート
などオリンピックに関わる全ての輪っかを結ぶ不思議な力がオリンピック
なんじゃないかと僕は思う
そしてそれがそのまま
オリンピックの魅力になる
●僕はオリンピックをつくる小さな一片の紙切れにすぎないのだけど
あの興奮を肌で感じることができたことに感謝したいし
誇りに思っている
オリンピックはアスリートにとって間違いなく最高の舞台だ
だからこそ
アスリートはその舞台での経験をそこで終わらせてはいけないと思う
自分自身にも
他の誰かにも
活かさないといけない
示さないと行けない
いろんな世界に
オリンピックがゴールじゃなくてスタートになったらもっともっと豊かな世界が生まれるんじゃないかと僕は思っている